01
ようこそニッケ起ダイイングへ
ニッケ起ダイイングは日本毛織一宮事業所の敷地に
工場と事務所を構えています。
工場は第一工場、第二工場、第三工場まであります。
ここではう~るんと一緒に染色工程をご案内します。
02
生地糸準備
生地糸は「紙管(しかん)※紙製の芯」に巻かれた状態で入庫する事が多いから
「ワインダー」という機械でプラスチック素材の
穴が空いたコーンと呼ばれるものに糸を巻き返すよ。
この時の形状がチーズに似ているから、糸染めの中では
「チーズ染め」に分類されるんだ。
ニッケ起ダイイングではチーズ染めのみを行っているよ。
糸の素材や番手、撚数等で巻き方を変えているんだ。
染めた時に染ムラが出にくいように対策してるんだよ。
03
染色準備
コーンに巻かれた糸が工場に投入されたよ。
肩潰し機で糸の形状を調整して染ムラ対策をしているね。
その後キャリアと呼ばれる機械に糸を充填していくよ。
並行して糸を染色する為の染料や薬品も計量しておくよ。
04
染色へ
キャリアに充填された糸が染色機に投入されたね。
まずは糸に付いた汚れ等を取り除く為に、「精練(せいれん)」という処理を行うよ。
これをしないと染料を弾いてうまく染まらなかったり、
染ムラが出てしまうんだ。
精練の条件も糸の素材等で、薬品や温度を変えているよ。
精練が終わったらいよいよ染色だよ。
05
染色から乾燥まで
糸の素材や色相に適した染料と薬品をよく撹拌して
染色機へ投入するよ。
染まりやすい染料もあれば、染まりにくい染料も
あるから温度や時間を調整しているんだ。
染まった糸の色とお客様が求める色があっているか
どうかを検色しているね。
問題なければ、静電気の発生防止や後工程のために
「オイリング」という工程をしてから乾燥させるよ。
06
編立てと梱包
乾燥した糸が出荷場に到着したよ。
ここでは出荷前に染ムラが無いか、糸の形状に問題が
ないか等の最終確認を行うよ。
まずは1本の糸を3つの部分に分けて巻き返すんだ。
①一番外側②中間③コーンに接している一番内側
これを丸編み機に仕掛けて「編み地(あみじ)」を作っていくよ。
①から③までを連続して編みにすることで
染ムラの有無がわかるんだ。
問題なければ段ボールに梱包するよ。
07
出荷後製品へ
機屋(はたや)さんに染糸を出荷して実際に
織ってもらったよ!
ニッケ起ダイイングの主力商品はスクールユニフォーム
だからこういう柄物が多いんだ。
僕にも似合うかな?